月間100万PVを超えるまで、紆余曲折(うよきょくせつ)ありました。
思ったようにページビューが伸びず、しばらく放置していたこともありました。
試行錯誤する中、ある記事の検索数がどんどん伸びたことから、今までのやり方を大きく変更していくことになります。
これに気づくまでは記事を増やしても思ったように検索されませんでしたが、これに気づいたのを境にどんどん検索数がアップしていったのです。
とても簡単で、当たり前のことなのかもしれませんが、これをするかしないかで大きな差ができます。
私が運営している雑記ブログ(むしろ雑多ブログ)はカテゴリーが多数あるため、このやり方が向いていたのかもしれません。
特化ブログはすでにこのやり方を取り入れているのがほとんどなので参考になりませんが、雑記ブログにこの考え方自体は効果的だと思いますので、参考にしてみてください。
目 次
ブログのPV(ページビュー)が大きく増えた、初心者向け戦術
初心者の頃によくやりがちなのが、思いついたネタを記事にして、とりあえずどんどん記事数を増やしていこうとうすることです。
記事を書く練習にはなっていますが、いずれ思ったように検索されないことに気づきます。
特に「これはたくさん検索されるキーワードだ!」と思って挑戦するのですが、まったく上位に表示されず、結局日の目を浴びない記事となってしまいます。
それは何故かというと、すでに強いライバルが存在しており、初心者の記事では太刀打ちできないのです。
この強いライバルを倒して検索上位に上がっていくには、戦術が必要になっていきます。
敵に勝つにはキングダムの伍に習え
いきなりですが漫画「キングダム」はご存知でしょうか。
中国春秋戦国時代末期を描いた、主人公「信」が成り上がっていく物語です。
初期の頃はまだ歩兵として戦うのですが、そこで登場したのが「伍」という集団戦術です。
1対1では強い敵とぶつかったとき、よほど運がよくなければ負けてしまいます。
そこでどうするかというと、伍という5人組を組んで、集団で戦うのです。
1対1では強力な敵にはかないませんが、集団なら1の相手に勝てる可能性が高くなるのです。
これをブログに応用していくと、強い敵にも勝てるようになっていきます。
集団で戦うにはリーダーを決める
ブログで集団で戦うといっても記事自体は単体です。
1つ1つの記事を集団にするには、それなりのつながりが必要になってきます。
全く関係のない記事同士を結び付けても意味がありませんが、同じ目的の記事同士を結び付けると伍のように強い結束ができていくのです。
そのためには、一定の数の仲間と、それをまとめるリーダーが必要になってきます。
キングダムでいうと「伍長」という、伍のリーダーですね。
そしてそのリーダーと、部下達の結束を固めていくのです。
リーダーと部下達の結束を固めていくといっても、実際に人ではない記事同士の結束は固められません。
ではブログでどうするかというと、「リンク」で記事同士を結び付けることになります。
内部リンクと言って、記事同士を行き来できるようにするのですが、これをリーダーと部下で行き来ができるように「相互リンク」を貼っていきます。
記事の内容によっては、部下同士を結び付けるリンクを貼っていくこともあります。
ブログでは実際にどうしていくのか
では、実際ブログでどのようにしていけばいいのか紹介していきます。
例として「犬」について記事を書こうとします。
(実際にこんな大まかなジャンルで戦っても勝てませんので、例としてみてください。)
リーダーというのは「まとめ記事」にあたります。
例えば「犬の種類一覧」といったようなものです。
よく「〇〇のまとめ」「〇〇一覧」とか目にすることがあるのではないでしょうか。
一気に紹介できるし、検索数が多い場合があるので、ついついこの手の記事を作ってしまいます。
ところが、この手の記事はライバルも強く、なかなか検索上位に行くのは難しいのです。
1対1で戦っても勝つことはめったにありません。
そこで活用するのが、集団戦術です。
このまとめ記事をリーダーにするべく、部下たちを付けてあげるのです。
それが個別記事という、単体の記事です。
先ほどの犬の種類でしたら、「土佐犬とは」「チワワとは」「プードルとは」といったような、もっと詳しく書いていく記事です。
リーダーの「犬の種類」という記事に、「土佐犬とは」「チワワとは」「プードルとは」という個別記事を相互リンクで結び付けていくのです。
「犬の種類」というまとめ記事だと、以下のようになります。
■犬の種類
●土佐犬とは
簡単な説明
→ リンク(土佐犬の記事)
●チワワとは
簡単な説明
→ リンク(チワワの記事)
●プードルとは
簡単な説明
→ リンク(プードルの記事)
といった感じです。
個別記事はとこのようになります。
■土佐犬とは
詳しい説明
■土佐犬の歴史
詳しい説明
■土佐犬の育て方
詳しい説明
■土佐犬の・・・
詳しい説明
→ 他の犬種について見てみる(まとめ記事へのリンク)
といった具合で、まとめ記事と個別記事の相互リンクを貼っていくのです。
集団戦術の効果
ではこの集団戦術でどのような効果があるかです。
まとめ記事だけでは勝てなかったのに、どうしてまとめ記事と個別記事を相互リンクで結び付けただけで勝てるようになるのか?
まず、まとめ記事は最初のうちはほとんど検索流入はありません!
「犬の種類」というキーワードではライバルが強すぎて、見に来る人がほとんどいないのです。
ところが個別記事はライバル自体もそこまで強くなく、ロングテールキーワードを拾って、ちょこちょこ検索流入があります。
「土佐犬 闘犬 歴史」といったような複数キーワードで調べる人が見に来てくれるのです。
その個別記事に来た人が、「他の犬種」も見てみようとまとめ記事に来てくれるのです。
そこでまとめ記事が認められていけば、徐々にまとめ記事自体が強くなっていき、検索上位に上がっていくという仕組みになります。
リンクを踏まれれば踏まれるほど、お互いに強くなっていくというイメージを持ってもらえればいいでしょう。
まとめ記事というリーダーが強くなれば、次はまとめ記事からの検索流入が増えていきます。
そうすると、まとめ記事から個別記事へという流れが生まれだしていくのです。
部下がリーダーを強くし、強くなったリーダーが部下を引き上げるといった流れです!
月間100万ページビューになるまで、4年間もかかってしまいましたが、最初の3年間はこの集団戦術をほとんどとってなかったのです。
ところがこれに気づいて、4年目に集団戦術をとるようになってから、どんどんPVがアップしていったのです。
2017年まで月間20万PVぐらいで停滞していたのが、2018年には右肩上がりに増え、12月に100万PVとなったのは、まさにこの考え方を実践していっただけなのです。
実際にどのように作っていくのか
私のブログはもう一度いいますが、雑多ブログです。
カテゴリー数も30ほどあり、ごちゃ混ぜすぎるブログです。
このカテゴリー1個につき、先ほどの集団戦術を使って、まとめ記事と個別記事を相互リンクして作っていってます。
作り方としては、まずジャンルを決め、個別記事がどのくらいになるのか把握します。
ここが結構重要で、先に全部の記事を投入するには何記事になるのか調べておかなければなりません。
というのも、「犬の種類」は1000種類を超えるらしいです(ネットでポンと調べたので正確かは知りません)。
それだけの記事数を作る気があるかといったら、まあないです・・・。
モチベーションが持たないです。
そこで、まず10記事ほどでまとめられるジャンルを探すのです。
10種類のものが書けるとなれば、10記事の個別記事が作れるので、まとめ記事を合わて11記事分で1つのカテゴリーになります。
例えば、うまい棒の種類ってどのくらいかな?と思って調べたら、33種あるみたいなので、33種のそれぞれを調べて、味、成分・・・のような詳細記事を33記事作ります。
それらの一覧をまとめ記事として1記事作り、相互リンクを貼って、34記事で出来上がり♪といった具合です。
そのようなカテゴリーをどんどん増やしていくのが私のやり方なのですが、もっと早く気づいていれば4年間もかからなかったでしょう。
まとめ
強いライバルがいるところでは1対1では勝てない。
1対多数の集団戦術で勝つ。
リーダー(まとめ記事)と部下(個別記事)を作って、相互リンクで結び付ける。
ジャンルを決める際は、先に何記事分作るかを調べてから取り組む。
3年間もやってやって気づいたことなのですが、すでに知って取り組んでいる人からみたら「なぁ~んだ」といったところでしょう。
でも私自身が失敗を重ね、長い時間をかけたからこそ、この集団戦術の効果がわかったのです。
身をもって知ったことなので、効果は抜群だと思います。
もしこのようなやり方を知らなかったり、まだやっていないのなら、参考にしてみてください。
1年後に大きな結果が産まれているかもしれません。
ブログを始められたばかりの方に参考になったら幸いです!
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